本当にあった、ある日のフライトの話しです。
飛行機のドアが閉まり、離陸のため、滑走路に向かって、出発しました。
すると・・・
機長から連絡。
「飛行機の不具合を発見しました。GTBします。」
(※GTB:Ground Turn Back=ゲートに引き返すこと)
もちろん、飛行機の不具合など、あってはならないこと。
不具合がない状況を確認してから、お客様にご搭乗いただく手順を、この日も、もちろん取っていました。
しかし、再度離陸前に確認したところ、あいにく不具合が見つかってしまったようです。
見つかった以上は、もちろん、離陸できません。
いずれにせよ、お客様には多大なご迷惑に他なりませんが、GTBして、飛行機のメンテナンスが終了したタイミングで、再度出発するようになりました。
今度は、無事に離陸しました。
そして、無事に目的地にも着いて、お客様が全員降りられた後に、機長から、こんな話しがありました。
「実は、最初に、小さな不具合が見つかって、それは、離陸に問題のない、大したことのないものだったんだよ。
でも、その小さな不具合を処置しようと、機械をいろいろいじっているうちに、大きな不具合が見つかってね。
大きな不具合を見つけないまま離陸していたら、もっと大きなことになっていたかもしれない。
GTBして、離陸が遅れて、お客様にはご迷惑をおかけしてしまったけれど、不幸中の幸いだった。
普通、不具合っていうのは、マイナスの印象だけれども、小さな不具合が、大きな不具合を見つけるのを助けてくれることもあるんだね。」
そうだったんですね。
神様が守ってくださったのだと感じました。
そして、その後に、機長から、もう一言。
「人生もこのようにこうだと思ったよ。」
とても、感慨深い一言でした。
御言葉にも、こうあります。
小さいものを見ることができない人は、大きいものをすべて逃す。
(2010年9月2日 摂理・鄭明析牧師の御言葉)
本当にその通りだと、この日の一連の出来事で実感しました。
神様が行なっても、最初は最も小さい目でもよく見えないほど小さくお始めになる。
そうしてだんだんと、目ですべてが見きれないほど大きく行ないになられる。
(2010年9月2日 摂理・鄭明析牧師の御言葉)
小さなものを見ることができる人が、大きな人になるのだと思います。
Luna