先日、大学時代にお世話になった先生(現・某大学の名誉教授)とお話しする機会がありました。
卒業してから今に至るまでのLunaの経歴をざーっと話したところ、70代の先生が、Lunaの活躍ぶり?に嬉しそうに微笑んだ後に、心配そうに、ポツリとこうおっしゃいました。
「Lunaさんは、まだ大きな挫折経験がないようですね」
続けて、こうおっしゃいました。
「幸いなことではありますが、これから必ず大小の挫折も経験するでしょう。こうした失敗の負の経験こそ、将来に活かす大事な天恵になるはず。是非、更に一回りも二回りも飛躍してくださいね。」
10代~摂理に導かれるまでの10年間、挫折しか味わってこなかったLuna(笑)には、名誉教授のような方に、「大きな挫折経験がない」と判断されたことに、ビックリしました。
確かに、Lunaの経歴だけを文字で追うと、何の挫折もないように見えるかもしれないです。
肩書きだけ見ると、有名大学を卒業して、奨学金で留学し、名の知れた会社に勤務・・・
素晴らしい人生なのかもしれないです。
しかし、その合間合間に、どれほどの挫折を経験したことか。
ブログでも、ちょこちょこ書かせていただいておりますが、決して、順調に今まで生きてきたわけではありません。
摂理に来る前は、世の中に絶望して、「死にたい」と本気で何度も友人に話したものでした・・・
結局、人が羨む経歴があるかないかが問題ではなく、人にとっては、それが小さなことであったとしても、自分自身にとって、どれだけ大きな挫折を味わったかが問題だと思います。
経歴が良いからと言って、みんながみんな、挫折を味わっていないわけでもないし、経歴があまり良くない方が全員挫折を味わっているとも限らないです。
経歴と挫折とは、正比例でも反比例でもないと、いろいろな方にお会いして、感じています。
それで、
「いや、先生!私は挫折ばっかりの人生ですよ。これこれこういう挫折経験がありますよ」
と苦労話しを疲労しました・・・
そうしたら、先生が安心して、「よかった、Lunaさんにも、そういった経験があって」と。
挫折経験が人を作るもの。
そうした経験があってこそ、人間は魅力的になるし、他人の弱さにも気づけるもの。
Lunaが摂理で最も感じていた核を、名誉教授の先生も同じように感じていらっしゃって、とっても嬉しかった日でした。
Luna